「あぁ〜美帆だぁ~」




私の元へよってくる。




「あれ?大丈夫?過呼吸なんじゃない?」




「はぁー?過呼吸ー?あ、この袋使えよ」




渡されたのはコンビニの袋。




私はそれを口にあて、ゆっくり息をする。




「はぁ、ハッ、はぁ、」




落ち着いてきた。




「大丈夫か?」



「はぁ、うん、もう、大丈、夫」



「何があったんだ?」




「泣いた後がある。」


そう言って、目元を触ってくる恭弥。




「ちょっと…ね。」



私は臆病。今、ここであの過去を話せば楽になるのに。




絶対、欲しい言葉をくれるのに。




どこかで、拒絶されることを怖がってる。関わり初めて二日目なのにね。