「ほんと?さんきゅ!
さっき佑都に友達大事にしろよ?って言われたんだ…!」




ああ、それで照れくさそうに頷いてたのかぁ!



「あはは、それで頷いてたんだ!
総長さんのこと好きなんだね!」




沙奈は焦ったように俯いた。


耳が赤い…



「ふふっ、照れないで?
私たちってこんな格好して喧嘩してるけど、ちゃんと恋愛してる女子なんだね!」



「確かに、2年前まで恋愛には縁がないと思ってたけど…」



「私も。 時間ができたら、過去にあったことを全部話すね?沙奈なら、信用できるし!」



「女同士なんだし、たくさん相談のるよ!…帰ろっか。」



「ありがとう。」




そして、フードをとって歩き出した。