おバカな魔女様

いきなり風が吹いてきて、私は大きな建物の前に立っていた。

あのぬいぐるみを抱きながら...。


........。

........!

「この制服かわいいー‼︎ もしかしてあそこが学校?」

目の前の建物を指差して言った。

「.....。」

「‼︎ なんで私茶髪なの⁉︎ しかもボサボサ! なんでメガネかけてんの⁉︎」

「........。」

なんで喋ってくれないの⁉︎

(ねぇ、あの子人形に話しかけてる。かわいそー。)

周りからヒソヒソ声が聞こえてきた。

なっ! 一人で喋ってない‼︎

「「キャー‼︎ 双様よー‼︎」」

え? 双様?

女子達の悲鳴の先には.....。

銀髪のイケメンがいた。

「はーい。 新入生は、こちらでクラス決めのテストを行います。」

ゲッッ! テスト⁉︎

私、勉強世界一嫌いなのにー!

先生⁇らしき人の声を聞いてみんなが、学校⁇の中に入って行った。