おバカな魔女様

しばらく待っても、誰も来なかった。

「ムブちゃん! 誰も来ないよ。」

「......。」

なんで答えてくれないの?

「おい。」

「わっ!」

びっくりした!

「お前、誰に話しかけてんの? もしかして、変人?」

「はぁ⁉︎ ちっ違うわよ!」

そこにいたのは、アイツだった。

「覗きもしてたしな。」

げっ! バレてる‼︎

「そっそんな事より、どっから出できたのよ!」

「後ろに居たんだけど。」

なっ! 気づかなかった‼︎

「魔女なのに、人の気配に気づかないなんて大丈夫か?」

ムカ‼︎