==コラボ作品置き場==貴方の大事な子達お借りしています。

辺田。私のバタフライに惚れたとか、訳がわからないことをいいながら毎日、毎日学校で追いかけまわしてきた元(新しい獲物を見つけた)・ストーカー。


私は許しません。毎日、毎日あいつを無視し続けたけど結局休み時間とか何かと目の前に出没しては、はあはあと言ってきたり。

あげくのはてには写真まで撮ってくるしまつ。最悪だったな本当に。

お兄さんがいなければ、辺田をあそこまで懲らしめることはできなかったもの。お兄様・様です。


「辺田見つかるといいですね」

桜子は先ほどちらっと見た辺田の姿を探したが、近場にはいないようだ。

きょろきょろと周りを見渡しても、パーカーを着た男らしき人物は見えない。


『そうやな、あいつにこの「毒スメル・バージョン。12」をかがせれば、一瞬で記憶が曖昧になるはずや』


「それって、以前辺田に使った臭い異臭を放っていたやつですね。前はバージョン9。とか言ってましたね」

私がストーカーに会った時に最終兵器として使用されたんです。これを嗅ぐと一瞬ですごい眠気と幻覚が見えるらしいんですけど。


あの時すごい臭いだったな。お父さんの靴下+汗だくのタオル+生ゴミが腐った臭いがまじりあった・・・。



いや、思い出したくもない!!あの臭いに私も倒れそうになりかけたんだよね。