「太陽ー!」

聞き慣れた声と共に、背中に痛みが走る。

「なんだよ、悠仁。」

背中を殴ってきたのは、楽しそうな悠仁。

「いやさー、ちょっと殴りたい気分になってよー。」

どんな気分だよ 。

悠仁が隣に並んで歩く。

まぁ、いっか。

「あんさー、なんでお前こっち戻ってきてんの?俺、お前と離れると思って嬉しかったのによー。」

それはまー、いろいろありまして。

まぁ、こっちにいるのもあと1ヶ月だけど。

それは、コイツには言わないどこう。

「本当は、俺が居なくなったら悲しいだろ?」

はぁ!?と叫ぶ悠仁。

相変わらず、声がでけーよ。

周りの人も驚いて、こっちを見ている。