夢喰い


友行を苦しめたくないなんて、聞こえは良いけれど本当は自信がなかっただけ。

苦しめるだけの自分が、想いを貫く勇気がなくて。


だけど友行はいつも、私への気持ちを大事にしてくれていたね。


友行の部屋の窓から見える景色は、もうすぐ私の日常になる。

見下ろした街を太陽は優しく照らし、子供はキラキラと笑う。


偽りの恋の上に生きていたけど、

愛に生きるのも悪くない。




【おわり】