私は身体を引きずるようにして、友行の眠る部屋へと戻った。 心地良さそうに寝息をたてる友行を見て、なんだか安心した。 友行を苦しめたくはない。 友行を裏切りたくもない。 だけどこんな気持ちを隠したままで友行と居続けたら、 私はきっと死んでしまう。 怖いよ。