その時私達がコソコソやり取りしているのを見付けた一人の男の子が絡んで来た。 「友行抜け駆けかよ!深紅ちゃん〜俺にも番号教えてよ〜」 「え〜うん、いいよ」 万が一友行を落とせなかった場合、連絡を取れる男が多いに越したことはない。 それを引き金に他のメンバーとも番号を交換することになり、友行と離れてしまった。 まぁいいや。 帰りに決めてやるんだから。