居酒屋に着くと私達以外のメンバーはすでに揃っていた。 みんな奈々の友達ということもあり、フレンドリーに接してくれる。 「深紅!簡単に紹介するね!」 奈々はまず女の子二人の名前を紹介してくれ、続いて男の子の紹介に移った。 愛想よさは自信があるので、人当たりの良い笑顔で「よろしく」と言葉を返してゆく。 そして最後の男に順番が回った。 「最後はアイツ、友行だよ!」