『まあ、浮気も何も心配いらないとは思うけどね~
今年で付き合って丁度10年だっけ?
そんだけ長いわけだし…』
『うん。3週間後なんだけど、
憶えてるかどうかも…』
私の言葉に茉莉は『は!?』と声を上げた
『なんでそんなこと思うのよ?毎年毎年記念日は一緒だって言ってたじゃない!』
『だって、さっきも翔ちゃんが出て行く時に聞いたの…
休日出勤いつまで続くの?
って…そしたら、翔ちゃん…
あと1カ月は続くから。
って言ってた。
やっぱり、新しい人がいて、
もう私の事なんてどうでもいいんじゃないのかな…?』



