家は向かいで、 物心ついた時にはいつも一緒。 その頃から唯織は、あたしにとって 無くてはならない存在になっていたんだ。 ―――好きだって気付いたのは小学5年生の時。 唯織がすごくモテ始めて…。 最初はそのモヤモヤが何なのか分からなかったけど、そんな時、昔お母さんに言われた言葉を思い出したんだ。 『その人を見ると、胸が苦しくなったり ドキドキしたりしたら、それが恋なのよ』 その時のあたしが正にそうだったから。 これは恋なんだ、って気付いたんだ。