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「…………な! 」



「……妃愛!!」




その声に、ハッと我に帰る。




目を開けると、あたしの大好きな人の顔がどアップで映されていた。




「ギャーーーーーーーっ!!

い、い、唯織!?!?」



あたしは物凄いスピードで後退り。



「さっきからずっと呼んでるのに、心ここにあらずって感じだったぞ?」


え、えーと?



確かあたし、家の前で唯織を待ってて…。




唯織のこと考えてたら―――…。






あぁ…そっか。



またやっちゃったんだ…。