乙女would



…………ん?


……テ、テスト??


あ、………。



「あーーーーっ!!!」


一気にあたしの顔は青ざめていく…。


「その様子だと、忘れてたみたいだな…」


…はい、図星です。


「うぅ…」


うちの学校は、夏休みが明けると
すぐに中間テストがある。

それを忘れて、夏休みに遊び呆けていた自分が恨めしいよ…。


「どうしよ、唯織ー…」


あたしの学力は、たった二日勉強したぐらいでどうにかなるものじゃない。

赤点を取ったことは数知れず。

成績順位だって、
下から数えた方が早いぐらい。


それに対し、唯織は成績優秀。

順位はいつも10位以内をキープしている。

だから唯織に教えてもらえれば、
何とかなるかもしれない…!

そう思って唯織にキラキラ上目遣いを送るが、その期待は一瞬にして打ち砕かれる。


「でも俺、今週はずっと文化祭の打ち合わせがあるから…

ほんとにごめんな…」


あぁ、そうだ…。


唯織は、文化祭の実行委員長を任されたんだった…。


唯織の性格上、断れないと知っていながら委員長を任せた先生も恨むけど…。


「なんでいっつも引き受けちゃうのよ!

唯織のバカぁ…」

そう言って唯織を睨む。

きっと今回は、赤点記録更新だ…。