「美沙ちん、送ってくわ。

もう暗いしな。

女の子1人は危ないで?」

「え、いいわよ別に。

光がいるし。」

「光は姫華ちゃん担当やねん。

どのみち、途中まで道は一緒なんやからいいやん。」

「でも…」

「…俺が送って行きたいんよ。」

いきなり真顔になって低く甘い声でそう言った晴翔に

「じゃあ、お願いするわ。」

としか言うことができなかった。