近いけど遠い






悠太君に、謝らなきゃ。


もちろん!あいつ、西条 直人もいっしょに。


「ちょっと来い!!」



「あ?なんだよヒーロー。」



あれからあだ名がヒーローになった事は、

もうどーでもいい!!


とにかく連れていく!!


私は、

嫌がってる西条を、

無理矢理連れていった。



途中で、

ピタッととまった。


「…どーしたんだよ。」



男になっても、私の力は女のままらしい。

全然びくともしない。

「おいっ。西条ってば!」




ぐいっ




私は、近くの空き教室に入れられ、


壁どんされた。


男になったと言っても、

身長は変わらない。


西条は身長高いほうだから余計ドキッとする。

あーもう!




「なにすんだよ!!」


ドクン


ドクン




もー!!

コイツは男だ!

私も、今は男だ!



まさか、



こいつって……







チュ







私は、

男どうしなのに、


西条に、





キスされた。



西条って、








ホモなんだ。