「皆さんおはようございます!今日から3年L組担任の、十条 亜衣香です!よろしくぅ~!」
うわぁー、L組の名物先生キター!
(伝説の付けたし。特にこの十条先生が担任だと、修学旅行終わりには、全員付き合っている。)
・・・、僕は絶対はめられた。もう、人生終わった、最悪だ。
「そこの君!チョークとばしてもいいかな~?」
ぼ、僕ですか!?
・・・、顔から冷たいなにかがでている気がする。
「そこまで、怖くないけど・・・?」
「ハハハハハ!」
さっきまであんなに冷たかったクラスメートが、笑いだした。
助けられたとは思うが・・・、僕はそんなに笑われなければならない人だったか?
「はいはい、そんな話は終わりにして、そこの君、ちょっと手伝って。」
また僕ですか?
「プリント配りまーす。」
・・・、聞いてねーし!

