そんな思い出の中にも、つらいものはある。



別れ…



君は、初めて見た時に比べて弱々しくなっていた。



大きかった瞳は、今、すごく悲しく輝いている。



いや、輝いているのかわからない。



涙なのかもしれない。



君にも別れというものがわかるのか。



情けない声を出す君。



ずっと、君は見つめてきた。



きれいな瞳で。