夜明けまで



しばらく歩くと後ろから声をかけられた



「明日香!こんなところで何やってるんだよ!」



涙を溜めた私を見て彼は驚いた



「明日香・・・ごめんな」



「・・・拓也」



私に声をかけたのは会いたいと願っていた拓也だった



「本当のことを話したらきっと明日香が傷つくよ?」



「それでもいいの。話して」