夜明けまで




「明日香・・・ごめんな」



そういいながら私を抱く拓也



ヤメテ・・・



悲しくなるから



「あっ・・・たく や・・・」



拓也にしがみついて私は意識を離した



寝てしまった私に拓也の独り言は聞こえなかった



「明日香、ごめんな・・・彼女なんて嘘ついて」