「舞…架…?」 私を見て、固まる星弥。 やっぱり迷惑だったよね… 不安が募っていく私の手を、真綾さんがギュッと握ってくれた。 まるで、大丈夫だよ、と言うように。 「じゃぁ、私は帰るから!」 へ…!? そう言って出ていった真綾さん。 「あの…えっと…」 どうしよう… 何て言ったら良い…? 沈黙が、凄く怖いよ。 「あの…ね…」 頑張って言葉にしようとした瞬間、温かい温もりに包まれた。