そして、一緒に住んでいたアパートに来た。 「いない…?」 中に入ると、星弥はいなかった。 私は真綾さんを見上げた。 すると、真綾さんはポンッと頭を撫で、 「大丈夫。まだ仕事だったわ。」 と、言ってくれた。 待ってる間も、ドキドキが止まらなかった。 会ったらまず何を話せば良いのだろう… 時間が経つにつれて、ドキドキも増していった。 ―ガチャッ 予告もなしに開いた扉に、心臓が大きく音をたてた。