何度傷ついても



付いていたピアスも片耳に1つだけになっていて、誰でもびっくりする程の仰天チェンジをしていた。


「佑樹先輩、別人みたいです。」


そう言うと、嬉しいのか体をもじもじさせてる。


それをみて思わず笑ってしまう私。


「真央ちゃんに言われた通りに黒髪にしてさ前髪も下ろして制服もちゃんと着て登校したら、朝から俺の周りに人が集まってきたよ。しかも女子ね。いい気分だったな〜。なんならもっと前からこうしてれば良かったって。」