何度傷ついても




「んっ。夢が途切れちゃったじゃん!凄く幸せな夢だったのに!もう一回寝る!」


そう言い私は美嘉達に背を向け、もう一度眠りにつこうとすると頭を叩かれた。


「人が心配して見舞い来てやったのに、何よそれ。せっかく美嘉の好きなケーキを隼人が買ってきたのに。」


ケーキ?その言葉で勢いよく起きる私。


「うわっ、つられたよ。しかも?熱なんかありそうに見えないし?」