「めぐー
放課後どっか行こー」
みさにそう言われて
困った
「放課後は……
ご飯作んないと………」
そう言うとしんが
「え?ご飯?
お母さんとお父さんは?」
そう聞かれて
「いるけど、お父さんは仕事がいつも遅くて、
しかも朝ご飯作ってくれるから
お母さんは………
料理ができないの………
それに、弟と妹のお迎えがあるし」
そう言うとさきが
「夕食だろ?
大丈夫じゃないのか?
下ごしらえとか時間かかんの?」
そう言われて
いつも部屋での勉強時間を考えて
携帯を出した
「………」
呼び出し音が響いていた
少しして
"めぐ〜?
ど〜したのよ?
こんな時間に"
そう軽い口調で聞かれて
「あのさ、今日ってもう仕事終わってるでしょ?」
そう聞くと
"……うん。
なんで?"
そう言われて
少し笑いながら
「相変わらずだね
お願いがあるんだけど、いい?」
そう言うと大きな声でうん!
と言われたので
「今日、帰りいつもより遅いから夕飯の具材買っといて」
そう言うと
"えー
めぐの帰りが遅いの〜?
やだ〜
ご飯〜"
そう言われて
「そんなこといわれても…
お母さん、
友達と遊びたいの…
だめ?
ちゃんと帰ってすぐにご飯作るし、
こーちゃんにも勉強教えてあげるし、
きーちゃんの面倒も見るから〜
お願い!」
そう言うと
"友達?
本当だね?
今度の休みに家に連れてくるのよ?
わかった?
そしたら、今日はお母さんが料理を作りましょう!"
そう言われて慌てて
「うん!
分かった連れていくから
でも、料理は作んないでいいよ
こーちゃんときーちゃんが泣くから」
そう言うとブーブー言いながら電話を切った
3人に向き直り
「大丈夫!
どこ行くの?」
そう言いどこに行くか話し合っていた

