次の日私はさすがに今日も遅く帰ると怒られるじゃすまない
と、思い学校で考えていた
とおるさんに会えてかつ、家にも遅れずに帰れる方法…………
「………さん、赤島さん
赤島さん
赤島恵美さん」
呼ばれている気がしてはっと我に帰った
「申し訳ありません!」
反射的にそう言うとそこには高級ホテルをいくつも経営している社長の娘の川城杏奈がいた
「大丈夫ですか?
次の時間は移動教室ですよ?
どこか体調が悪いのでしたら保健室にいかれますか?」
そう聞かれて慌てて首を振りこう言った
「大丈夫です
いつもありがとうございます
さぁ、行きましょう」
そう言うと彼女は不安そうな顔でついてきた
いつも彼女と行動をともにいている
優しく周りをよく見ていて気のきく子だ
「あんなさんはいつも私といて他のご友人は大丈夫なのですか?」
そう聞くと少し俯きながら
「お恥ずかしいお話ですが……
友人を作るのが苦手でして……」
そう言われてまずいことを聞いたと思い
「あ、えっと……
ごめんなさい
無神経なことをお聞きしましたね」
そう笑うと笑いながら
「私は平気です
それよりもめぐみさんはもう学校には慣れましたか?」
そう聞かれて頷きながら
「ええ、あんなさんのおかげで」
そう言うと少し照れたように
「そう言ってもらえると嬉しいです
私もめぐみさんが来てからとても楽しいんです」
そう言われて考えた
ここにいる人たちは皆、親が社長とかでお金持ちだから言葉遣い、生活、他にも沢山の事を我慢している……
私なんかと比べたら私は何も我慢をしていないのかもしれない………………

