少ししてなつが出てきて言った


「とおるくんで良かったよ」


と、


その言葉の意味はこれから先もずっと分からない


私はその時その言葉に気を止めずに病室に入った


「とおるさん
大丈夫ですか?」


そう聞くととおるさんは笑顔で


「うん
大丈夫だよ
少しの間入院をするくらいかな」


と言い笑っていた
だから


「私、退院までずっとお見舞いに来ますね!」


そう言った


すると軌条さんととおるさんは顔を見合わせて笑い始めた


?マークを出しているととおるさんが


「いいよ
てゆーか、来てくれたらすっごく嬉しい」


そう言われて私も嬉しくなった


ふと時計に目が行くとかなり時間が経っていた


「やばい!
あの、今日はこの辺で
お母さんに怒られちゃうから
それじゃあ
また明日」


そう言い病院を出た