「久しぶり〜」
ドアが開いて顔を見せたとおるさんを見て
「いらっしゃいませ」
そう言い笑顔で迎え入れた
二学期が終わり、冬休みの今
とおるさんはまた来ている
「あ、午後には休憩あるので、
午後にいつものところに」
そう言い仕事に戻った
一緒に勉強をするのがたのしかった
仕事中もそのことばっかり考えていた
フツー、世間では大きい子が小さい子に教える図の方が多いいが、
小さい子が大きい子に教えている
この頃はちゃんととおるさんは授業に追いついているらしい
ついこの間までは、中一の勉強がわからなくて二年なのに一年の問題を開いていた
挙句の果てに、父親にまで中一と間違われていた
私は高校の勉強をしていたので本当に年下か疑われた

