「ごめんね、
こんな暗い話して………」
そう言うが三人は気まずそうにしたを向いたままだった
「彼ね、死んでたの………
手術をする前に、事故にあって……
私から逃げた時に…
トラックに………
トラックにね、
引かれちゃったんだって…………
私、何してるんだろうね…
その後は学校も登校拒否、引きこもりで、ご飯も食べなかった…
携帯も投げて壊して、部屋も荒らして、
お葬式も、お墓参りもしなくて……
彼のお父さんに彼が書いた手紙があるって言われても
もらうのを拒否して、
私を怒ればいいのに……
笑って慰めてくれた…………
だから、私は人と関わりたくないと思ったの。
人と関わると……
私と関わるとその人は不幸になるの……
誰かを傷付けるなら私は生きてる意味なんてないのかもしれない……
私は………
あのまま先生に殺されていればよかった……………」
その言葉を発した瞬間に
大きな音が鳴り響いた………
私の頬には微かに痛みがあった
時間が止まったみたいだった…………
「………っちょっ!
さき!」
「お前、何してんだ!」
さきが私の頬を叩いた
私は叩かれた頬を触りさきを見ていた
「………ただの被害妄想だ……
お前といて不幸だって、
言ったのかよ!!
そいつは………
お前を選んだんだろ?
死んじゃうかもしれなくても……
お前と一緒にいる事を選んだんだろ?
お前といて………きっとそいつは、
幸せだったと思うよ………
俺も、お前と遊んでいて楽しいし、
友達作りが下手なみさと友達なんだ……
死んでもいいなんて………
言うんじゃねぇよ」

