少しして帰ってきた二人はいつも通りお母さんと一緒だった
「「「ただいま〜」」」
元気良くそう言い私のいるリビングに来た
「…おかえり
ご飯もう少しで出来るよ」
そう言いお皿を出した
すると弟が
「姉ちゃん!
今日、国語で100点とったんだよ
見て見て」
そう言いランドセルからテスト用紙を出して見してきた
それを見て
「すごいね
頑張ったんだね」
と言い頭を撫でた
するとお母さんが
「めぐは?
学校どうだった?
友達できたの?」
そう言われて
眉を少し上げてから
「前の席の子が話しかけてきたけど、
やっぱり友達はいらない…かな。」
そう言うと
心配そうな顔で
「あの事は過去にして、忘れろとは言わないけど…
あんまり引きずっちゃダメよ
高校生なんだから、楽しんでね
あと、いつもご飯ありがとう
めぐが作るご飯の方が美味しいのよね〜
なんでかしら?
お母さんが作ると爆発するのよね〜」
なんて話始めた
お母さんは料理が下手くそだ
どちらかというとうちの家は
お母さんとお父さんが逆だ
お父さんは料理がすっごく上手でプロ並みだ
お母さんはお仕事がすごくできて
現役の男性社員より働いている
成績も凄くいい
逆だったらなぁって、いつも思う

