「感覚がないの?」
目の前の白衣に身を包んだ女の人にそう言われて頷いた
「はい。
まったく」
右足を見て動かそうとするが動かないとも言った
その女の人は少し困ったように考えてから
「じゃあ、車椅子のまま待合室で待っていてね
お母さんとお父さんを読んだから」
そう言われて
「はい、
ありがとうございます」
と、返事をして待合室へと行った
三人が待っていて
車椅子を見るなり
「大丈夫?
車椅子なの?」
「あいつ、やめたのに来て白衣着てるなんて
そこまでしてめぐを傷つける意味が分からねぇよ」
「クソいかれてたな」
なんて、思い思いのことを話していた
それで、話をした
あの人との繋がりを

