どこから取り出したのかは分からないが、縄で手を縛り付けて
壁に寄りかからせた
「………
こんなことして、
すむと思ってんの?」
そう言うと
かなりいきがっていたのだろう
「うるさい!!」
そう言い振り上げたナイフが肩をかすった
ヤバイと思い黙り込んだ
「おい、
抵抗はしないのかよ?」
そう言いまた、ナイフを突き刺してきた
右太ももにナイフを当てて、
えぐっていた
医師のすることではない
そう思い顔を歪めながら足の感覚がなくなっていくのを感じながら耐えた
「あなたは、
先生は、医者でしょ?
医者がこんなことしていいんですか?」
止めようと思いそう聞いた
すると、手を止めこちらを睨みながら
「医者は、辞めさせられたよ
今日来たのは荷物を取りに
でも、めぐむを見つけたから来たんだ
足の感覚を無くならせて
2度と歩けなくしてあげるね」
そう言われて
急いで手の縄をほどこうとした
けど、だんだん早くなるナイフに痛みがさっきより比べ物にならないくらいだった
「おい!!」
どっからか声がした
向くと、しんとさきとみさがいた
私の足に気が付いた3人は
「うそっ!
ちょっと、めぐむを離してよ!」
「グロいな
俺の大切な友達なんですよ?」
「落とし前はきちんとつけるから」
そう言っていた
けど、ナイフを急に抜いた
その時も多少の痛みがあった
顔を歪めていると
心配そうにこちらを見る三人がいた
足には力が入らず
壁に背中を付けながら座り込んだ
先生は
「来るなよ?
めぐむのこと刺すぞ?」
そう言い次は左腕にナイフを近づけてきた

