「えっと……」
気まずそうにこちらに来るみさに
「話し、聞きたい?」
そう聞いてみた
すると、二人が
「聞きたくねぇよ」
「そうだな、今の状況で聞いてもな」
どういうことか分からず、首を傾げると
「泣いてるし、今の会話でなんとなくわかる部分もあった」
「でも、俺達はめぐが言いたいと思えるような友達になりたいんだ
だから、言わないで良い
誰かにいいたくなったら言えばいい
この三人なら、誰にも言いふらさない
もし、誰かが言っててもぶっ飛ばしてやるよ」
そう言い、さきが頬に流れていた涙を拭き取った
昔、こう言われたことがあった
『泣きたいのを我慢しなくていい…
俺が何度だって拭いてやるよ
お前が、悲しさを背負う必要は無い
……………笑え!………………』
「ありがとう」
そう言い笑った
あなたとの約束、全部守るよ

