幸せになる方法





そうかさんは旅館の先輩で、小さい時はここら辺に住んでいたらしい


そうかさんについて考え事をしていると
ご飯ができたので慌てて


「ご飯できたよ〜」


と、言った


皆で話しながらご飯を食べた


食べ終わり、お母さんが洗い物をしてくれて、弟は宿題をしていて、妹と一緒にオモチャで遊んでいた


妹が寝ついた時だった


「ただいま〜」


いつもより早くにお父さんが帰ってきた


「おかえりなさい
早いね」


そう言うとこちらに来て
お父さんは


「ごめんね
言い方を考えればよかった
無理はしないでね

もう一度友達を作り、遊びたいと願ってくれてありがとう」


そう言われてあの夏から、
家族みんなが私に気を使っていたことに気がついた


やる事に口を出さず、
欲しがるものはくれた


「………お父さん………
私、友達は作るけど
恋人は一生作れない。
こーちゃんやきーちゃんには悪い影響かもしれない

けど、どうしても作れない。
恋人を作らないことは、結婚もしないってこと
こんな私ですけど、お父さんとお母さんの傍にずっといたいです
いいですか?」


そう言うとお母さんもこっちに来て、
二人とも


「あぁ、当たり前だよ
めぐは、大切な子供だもんな
ずっといていい

けど、運命があったら
離れなさい」


「お母さん、お料理勉強するから
お友達と遊んでても大丈夫なようにするわね
ここが、あなたのたった一つの帰る場所なら、いつでも帰って来なさい」


そう言い二人は抱きしめてくれた


強く、優しく。