「まぁでもなぁ、
あいつを思い出すのは年に一回だけって決めてたのに。」


お墓参りの時だけ。


「私は、もう何も言わない。


翔太……過去を話してくれてありがとう。」



親指を立てて、ぐっ!!って







私に満面の笑みを向けてきた。






人それぞれ過去があるんだね。