「噂をすれば。亮太くんがいるわよ。」


後ろを振り向くと


亮太………?


「久しぶりだな。亜里沙!」


本物?

久しぶりすぎて



「お前何してんだよ。ショック死とか一番ダメだろ。」


ショック死…?


「愁生なら生きてる。」


「ほんとに…?」


「あぁ。」


神様は私のこと見捨ててなかったんだね。



「亮太……ありがとう。」







亮太は私に近づき


唇と唇が触れ合った。



「これでサヨナラだ。


俺の事を思い出すのは年に1回。

でも、結婚したら報告よろしくな。」



「うん。大好きだった。亮太ありがとう。


ママとパパもありがとう。」



そう言って


光が見えてくるのに手を掴んだ。