地元に着いたのは真夜中。


明日は午後からの部活だ。


ミズキと家の前で別れて、寝る支度を整えていた時だった。


ヴーヴーヴー


机に置いてあるスマホのバイブが鳴った。


なんだろう?


と思いながら確認すると、ミズキからのメールだった。


”明日、12時にいつもの公園で待ってる。”


いつもの公園っていうのは、家のすぐ近くの、昔からよく2人でサッカーしたしした思い出のある公園。


そういえば、最近は忙しくて行ってなかったなぁ。


何を言われるかは、読んですぐに分かった。


きっと、あの話。


話を聞くのは、やっぱり怖いけど。


どんな結果でも、後悔は絶対しない。


いつかは聞かないといけない話だから。