ココロはいつもキミのそばに。

「んっ……。」


ミズキ!?


「ミズキっ!

分かる!?アヤカだよ!!」


気づいたら、周りに他の人が居るのも忘れて、必死に叫んでいた。


「アヤ、カ……?

あれ、俺……?」


「ここは病院!

ミズキ、学校で試合の練習してて、倒れたんだよ!」


「悪い、心配かけて。

でももう大丈夫だから。」


「大丈夫じゃないでしょ!?

これからこのまま検査入院だから!」


でも、良かった、気がついて……。


「え、入院!?

マジかよ……。」


ミズキは凄く嫌そうな顔をしたけど、もしもの事が心配だからね。


きっと、しばらくサッカーが出来ないのが嫌なんだろうけど……。


「お母さん、着替えとか取ってくるわね。

アヤカちゃん、もう少し側にいてもらってもいいかしら?」


「もちろんですっ!」


「じゃあ、俺らももう帰るな。」


そう言って、ミズキのお母さんとキャプテン、顧問は部屋を出た。