ココロはいつもキミのそばに。

家に着くと、お母さんが「大変だったね。」と言いながら少し遅めの夕食を準備してくれた。


お母さんには本当の事を伝えてあるから、その原因も知ってる。


「瑞希くんったら、あんなにイケメンに育っちゃって、そりゃあ人気も出るわよねぇ。」


あ、ハンバーグだ、ミズキの好きな。


ハンバーグを見ただけでミズキを連想しちゃうとか、本当に好きなんだなぁ、ミズキの事。


つい数時間前に気づいた自分の気持ち。


気づいたとたんに膨れ上がった想いは、私のココロを満たしていた。


ふと気がついてスマホをみると、ミズキからのメールと不在着信が合わせて10件も来ていた。


<先輩に殴られたってマジ!?

大丈夫か!?>


<心配だから、大丈夫だったら返信しろ!>


みたいなメールがずらり。


あぁ、心配してくれたんだ!と思うと嬉しくて嬉しくて。


不謹慎だけど、顔がにやけちゃう。


早く連絡したくて、急いで食べ終わるとすぐに自分の部屋に直行して、ミズキに電話を掛けた。


プルルルル……プルルルル……


『もしもし、アヤカ!?

大丈夫だったのか?

怪我は酷いのか?

先輩って、誰にやられたんだよ!?

どんなやつ!?』