ココロはいつもキミのそばに。

そして無事(?)入学式は終了。



《これから、新入生部活歓迎会へ移ります。》



「いよいよだね!」


「どの部活もレベル高そう。」


サキとこそこそ喋りながら、ワクワクを抑えきれない。


聖蘭はどの部活も全国レベルだから、歓迎パフォーマンスも高レベルで有名。


思ったとおり、いや、思った以上のパフォーマンスだった。


《続いて、吹奏楽部!》


いよいよサキの目当ての吹奏楽部だ。


~♪~♪~


吹奏楽部はディズニーメドレーの演奏のようだ。


「アーヤ、凄い!

人数もハンパないよ!」


サキが珍しく興奮した声で話しかけてくる。


「そうだね。」


そう返したものの、気持ちは次へ向いていた。