ココロはいつもキミのそばに。

「………ろ

………きろ

起きろ!!!」


はっと目覚めた私の目に映ったのは、呆れた顔で私を覗き込むミズキと………


怖い顔で私を見下ろすゴリセン。


「す、すみません!」


とっさに謝ったものの……


「お前は放課後職員室な!」


「はぁい……。」


とりあえずミズキの膝から体を起こし、落胆した声色で返事をした。


ゴリセンが去った後の周りの生徒からの視線が痛い。


「ばぁーか!」


小声でばかにされたけれど、今回ばかりは本当に申し訳なく、


「ごめんね。」


と謝ると、


「いいよ、別に気にしてないし。」


って照れたような返事が返ってきた。