ココロはいつもキミのそばに。

始まった入学式は、順調に進んでいった。


けれど、昨晩緊張してなかなか寝付けず寝不足の私は、あくびをかみ殺すのに精一杯だった。


そして迎えた校長の話。


長すぎる話のせいで、私の眠気はMAX。


だんだんと意識が遠のいていった。


まあ、この状況だから寝ている生徒はたくさんいただろう。


だから、静かに寝ていれば問題ないはずだった。


しかし意識を失った後の私は、だんだんと右に傾き………


「おい、起きろ!」


というミズキの声にも気づかなかった私の頭は………



ミズキの膝の上に着地した。


それに気づいた周りの生徒が騒ぎ始め、とうとうゴリセンが気づいてしまった。