「う〜〜ん。頭痛いぃ。」 起きたのは昼過ぎ。 こんなにお酒を飲んだのは初めてで、絶賛二日酔い中。 「やっと起きたか、寝坊助さんめ!」 希依はすっかり起きていて、二日酔いの気配すらない。さすが!! 「はい、水」 コップを私に渡した。 「私これから仕事だから家あけるね~。」 希依はアパレル関係で仕事をしている。 「はぁ~い!いってらっしゃぁい!」 「変な人が来ても勝手に開けちゃダメよ」 小さい子に言って聞かせるように私に言うと、希依は仕事へ行った。