「寒かったでしょ?」 私に温かいココアをくれた。 「ありがとう。いきなり来てごめんね」 「大丈夫よ、気にしないで」 優しく微笑んでくれる希依が天使に見える。 「落ち着いたらでいいから話してくれる?」 私は全部話した。 話終わると申し訳なさそうな希依。 「ごめんね、みおり。ずっと気づいてあげられなくて、話聞いてあげられなくて。助けてあげられなくて。ずっと抱え込んでてつらかったでしょ。」