「処女以外は考えられないっしょ!使用済みなんてありえないわ!!」

そう熱く語る彼の名前は、瀧之介(りゅうのすけ)。
皆からは、りゅうとかりゅうくんと呼ばれてます。

そして、やはりこいつはクズだと思っている僕が一応この物語の主人公です。
名前は、大輔。
皆からは、大ちゃんって呼ばれてます。

今のところ、りゅうくんが主人公みたいな始まり方をしているけど。
僕が主人公なんです。
僕が!!主人公なんです!!
何度でも、言います。
僕が!!


「おい、大輔聞いてるか?」

「え、うん、なに?」

「だから、お前の好きなタイプってなんかぬるいんだよ!」

「いや、りゅうくんが濃すぎんだよ。」