一途な思い。

「さて、紗羅も起きたことだし授業はじめるぞー」
枚とし夏休み前になると一年が2年の授業を見学するという決まりがある
紗羅のいるクラスB組に秀太がいた
秀太は1年B組だからそりゃそうか
と理解した紗羅
「なんで紗羅が起きたからってやるんよー」
「後輩いるのに注意しないとまずいだろー」
「なんやそれ」
「それじゃはじめるぞー、今日は教科書の34ページ開いて」
紗羅はいつもどうり寝た。
秀太がいようがいつもとかわらなく寝た。
好きなら本当の紗羅を好きになって欲しい。こんなグダグダでも受け入れてくれる人がいいと思っていた。
こんな考えをもつなんて紗羅は秀太のこと好きなんじゃないかとなんども自分を疑った。まだわかんないけど。今は気になっていると言った方がいいな。