一途な思い。

「お!やっときた」
1年生だった
「紗羅!一年だよ!」
「はー。何言ってんの。授業中だから」
「ほんとだってば!!」
机に伏せてた顔をあげた紗羅。
目の前には一年がいた
「う、うわ。ほんとや」
「なにいやそ〜な顔してんのよ」
「だって、いやなんだもんー」
「うっそつけ!嬉しいくせして!」
「だまっとけ」
「お!紗羅おきたか!」
数学の石垣がいった
「おいおい、どーゆーいみよ!」
「紗羅、お前いつもねてるだろ!」
「う、ばれてる」
紗羅は窓側の一番うしろの席。
だからバレてないと正直思ってた。
「お前っ!机に伏せてるの紗羅しかいねーんだよ!」
「ごめんちーな、ゆるしてちーな」
「今日は後輩来てんだから起きてろよ?」
「あ、はーい」