pm.10:00。いつもこの時間。でも、今日は輝がいつもと違っていた。

輝『起きてるか?』
友「うん。」
輝『ちょっと聞いて欲しいことがあるんだ けど。』
友「なに?」
輝『俺、好きな人できた』
友「うん。よかったね!誰なんだよ〜?後輩??」
輝『うん。渡辺由美ってこ。』

私はその子のことをあまり知らない。でも、2つも下なのは知ってる。

友「いつから〜!?」
輝『一年前。渡辺が入学したころ』
友「…(うちより後だ…)おおー!で!?」
輝『ん?』
友「…告るん?」
輝『まぁ、いづれかは。』

友「…うちもね!好きな人できたんよ。」
輝『うん。…え!?』
友「(嘘だよ…)でね!私たちが、お互いのかわりになるってのはどう…かな?」
輝『は?どういうこと?』
友「だからね。お互いが彼女彼氏つくるまで、かわりになるってこと。」
輝『意味分かんねぇよ。』

…OKしてくれるわけないっか…
輝『いいよ。』
友「え?」
輝『まだ、よく分かんねぇけど』

ここから、私たちの嘘の生活が始まった。