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その地方で毎晩夜通しで、羊の群れの番をしている羊飼いたちがいました。

彼らがいつも通りに番をしていると、突然空が光だし、そこから天使が現れました。

天使は驚き震えだした羊飼い達に言いました。

『恐れなくともよい。

私は民全体に大きな喜びを告げにきた。

今日ベツレヘムの町で、人々の為に救い主がお生まれになられた。


その方こそ主メシアである。


あなた達は布のにくるまって飼い葉桶の中で寝ている子を見つけるでしょう。』

そう言い終わると突然、空から天使の大軍が現れた。

『いと高ところにいる神に栄光あれ、
神の御心にかなう人に平和あれ。』

天使たちはそう賛美しながら、また空に去って行きました。

「...」

羊飼い達は余りの驚きに、ただ呆然と空を見続けていた。

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