守SIDE
それからは言うと当たり前だけど皆は美生と喋ろうとしない。
美生も一緒だ。
だが、しかし変わった事もある。
俺とだけだが、喋るようになった。
最初は俺から一方的だったけど、最近では全部言葉が返ってくるし、美生から俺に喋りかけるようになった。
俺は美生って呼ぶようになり、美生も守って呼ぶようになった。
このまま、美生の記憶も思い出さなければいいのにな…
だって、俺は美生が好きだから。
美「…守?どうしたの?ボーとしてるけど。」
守「いや、大丈夫。」
美「ふーん。」
いつも通り、美生は素っ気ない。
だが、少しだけ見せてくれる笑顔には癒される。
そして、少しずつ美生も強くなっていく。
美生は一生懸命に頑張っていたから、それに気づいた皆は少しずつ美生を受け入れるようになった。
美生も皆を受け入れた。
美生はあの頃とは比べものにならないぐらいに感情が豊富になる。
嬉しかったが少し寂しい部分あった。
